代表者インタビュー

 

代表社員弁護士
長 宏一

 ~プロフィール~

星座:さそり座
趣味:料理と食べること。最近新しくダーツを始めました!
特技:料理(今までに作ったチャーハンの数・・・300食以上‼)
尊敬する人の長所:スティーブ・ジョブズのようなイマジネーションや考え方、人を動かす影響力
好きな動物:猫以外の動物全般

母の苦しむ姿を見て法律家を目指すことを決心

私の母は、弟を帝王切開で出産しました。
その際、麻酔が効く前に開腹されたことにより、背中や腰をひどく痛めてしまいました。

信じられないことですが出産当時に、病院側からの詳細な説明や、責任問題の話など一切なく、母は、10年以上の長期にわたり、後遺症に悩まされました。

そのように苦しむ母の姿を目の前で見てきた私は、「責任を負うべきものはその責任を果たさなければならない」という自明の理を追求したくなりました。
その手段として行き着いたのが司法でした。自分が裁判官になり、物事の道理を明らかにしたいという思いと、母のように苦しんでいる人の力になりたいという思いで、法律家になる事を志しました。

 

決して順風満帆ではなかった人生

「東京大学法学部出身」というと、順風満帆にエリート街道を歩んできたと思われる方がいるのですが、全くそんなことはないです(笑)。

私は大学卒業後、司法試験に合格するまでに4年間の浪人期間を過ごしています。浪人期間の最初の3年間は、本に向かって勉強をするよりも、もっぱら実務を勉強していました。

「ゴールからの逆算、どの角度から攻めると効果的か?跳ね返りの角度を計算して。。。」毎日、プールバーに通って戦略と戦術を磨きました。

つまり、受験勉強よりビリヤードにはまっていたのです(笑)。

今振返ってみても、どうしようもない人間でした。

 

自分の本気スイッチを押すきっかけをくれた妻

そんな私に変化を与えてくれたのが、ずっと付き合っていた彼女でした。

彼女から、ある日突然、「結婚する」か「別れる」かという2択を迫られました。
このときは正直、「頭の中が真っ白になりました(笑)」。

実は、その彼女というのが、現在の妻です。
そして、浪人生活中に結婚しました。
そこからですね。追い込まれて初めて自分の中で本気スイッチが入りました。

それまでビリヤードやゲームに費やしていた時間を全て勉強に切り替え、一心不乱に猛勉強し、その結果、長年待ちわびた「合格」の文字を見ることができたのです。

結局、全て妻のおかげですね。
今でも、とても有難い存在でいてくれます。

 

「真実を明らかにしたい」原点に返り、裁判官ではなく弁護士になることを決断

長い浪人生活を経て、司法試験をようやく突破することができたのですが、その先に待っていた実務研修は、私の裁判官を目指す考えを改めるきっかけになりました。
裁判官は、弁護士の主張によって整えられた事件を法律の解釈のもと判断しているという現実に気付かされたのです。

「???・・・何かちょっと違うな」

と思いましたね。

そもそも、母の一件で真実と責任の所在を明確にし、物事の是非を明らかにすることが法の道に進んだ私の原点です。
加工された情報ではなく、リアルなありのままの情報に触れることができる弁護士の魅力を再認識して、今の道を選びました。

 

相談者の想いに寄り添える強い弁護士集団をつくりたい。

弁護士に成りたての頃は町弁として仕事をしていました。
初年度からそれなりの成果も出していたので、当時は、「このまま食べていける範囲で1人でやっていければ良い」という思いでいました。

しかし、その考えはある合同法律相談会に参加したことをきっかけに変わります。
それは、相談者の悩みや疑問に対して弁護士が答えるというものでしたが、他の弁護士の受け答えを聞いていると、私の頭の中はクエスチョンマークで一杯になりました。

相談者の「私はどうしたら良いのでしょうか」という質問に対し、「法律ではこうなっています」という回答ばかりが出てくるのです。
相談会に来ているのに、まるで法律勉強会のような光景です。

「これはまずい!」という危機感で本当にヒヤヒヤしました。

「こんなやり方をしていたら弁護士の評価を下げるだけだ!」と。

相談者は悩みを解消するために弁護士を訪ねてくるのです。
しかし、多くの弁護士は責任を取ることを嫌い、相談において法律の知識を述べるに止まる傾向があります。

私は弁護士として責任の伴わない相談の乗り方は正しい姿ではないと考えます。

悩みを軽くするためにどうお力になれるか?

どのような解決策があるか?

ということをお客様の気持に寄り添って、お話してこそ真の法律相談だと思います。
そのために調べる時間やお話の聞き方にはとても気を遣いますが、責任が伴うからこそ相談から受任につながる現実もあります。
これは私が弁護士としてとても大切にしている部分になります。

同じような考え方が出来る弁護士を増やしていければ、弁護士業界全体の質の向上にもつながると思います。

「クライアントの気持ちを汲み取り、ニーズを理解し、そのニーズに合ったソリューションを提供することが出来る。」

「法律知識のアウトプットではなく、課題解決まで責任をもって向き合い、寄り添うサービスを提供する。そんなマインドを持った弁護士を増やしていきたい!」

そんな想いから法人化を決意し、弁護士法人ルネサンスを立ち上げました。

 

真のプロフェッショナル弁護士になることを決意した瞬間

私が初めて担当した事件で今でも教訓としている事件があります。

犯罪被害者の保険の支払い請求権をめぐって争った事件でしたが、第1審は被保険者側として完全勝訴を収めることが出来ました。
しかし、その後控訴され、第2審においては先方の弁護士により保険の約款における規定を武器に請求額の半分は時効であるという主張をされてしまったのです。先方の弁護士は初めから第2審における主張を目的として裁判を進めていたのでした。

結果として示談でおさめることはできましたが、弁護士としての戦略では完敗し、今思い返しても非常に悔しい経験になりました。

この訴訟からクライアントのニーズがどこにあるかを常に心がける意識が生まれたことは言うまでもありません。
自分の目に映る範囲以外にも気を配り、様々な角度からクライアントのニーズを実現する姿勢を学びました。

 

これから仲間になるスタッフに求めていること

 クライアントの相談に乗るうえで、法律の知識や見解を淡々と述べるのではなく、「何をどうしたら良いのか」という具体的な指針を示し、課題の解決策を提供することがルネサンスのサービスになります。

具体的なソリューションを自分で考え、ビジョンを明確にお伝えし、クライアントとの信頼関係を築いていって欲しいと思います。

また、法律面の知識を抜きにしてもクライアントの抱えている問題に対して、1人の人間として寄り添いながらお悩みを解決するマインドを持った弁護士に育って欲しいと思います。

つまり、専門知識と人間力の両方を兼ね備えた人財になって欲しいのです! 

 

プライベートも大切に

私自身は、家庭菜園にこっているので、休日は野菜の世話をしています。
水菜やレタス、トマトやバジルなど、季節に応じて色々な種類の野菜を育てています。
ちなみに今年の夏はきゅうりを一切買いませんでした(笑)。

料理は趣味の1つなので、実際に育てた野菜を収穫しておかずを作ると、より一層美味しく感じます。
得意料理はチャーハンとカルボナーラです。

また、2人の子どもと一緒に遊んだり、勉強の面倒を見たりと、家族の時間を大事に楽しく過ごしています。

こういった充実したプライベートがあるから仕事も頑張ることが出来るのだと思います。
ですので、働くスタッフも、仕事とプライベートの両方を充実できるように、社内環境を整えていきたいです。

 

 

 

ルネサンスが目指すところ

現在、支店を6か所、弁護士の数を20名に増員することを目標に掲げていますが、まずは目白事務所を任せられる弁護士を育てていきたいと考えています。

ちなみに、本店は埼玉で、東京に支店がある事務所もなかなか多くはないので面白味がありますよね(笑)。

支店に関しては、弁護士1人1人の個性や特性に合わせて、適材適所の人財配置を考えています。

クライアントのニーズにマッチした提案ができ、実践できる人財が揃う事務所にしていきたいですね。

そのために私も、多様な人財が安心して働けて、各々の実力を120%発揮できる環境を整えるための仕組化を進めていきたいと思います。

 

ルネサンスにご興味をもってくださる未来の仲間へ

ここまでお読み下さり有難うございます。
ここまでお読み頂けていれば、私の想いをご理解頂けたものと思います。

私の想いを理解頂いた上で、さらに向上心があれば、チャンスはどんどん創っていきたいと思います。
今後は自社の新人教育に力を入れるとともに、将来的には外部向けの新人弁護士教育も形にしていくことを考えています。

ぜひ、私の想いに共感してくれる方と一緒に働きたいと思います。

ご応募お待ちしております!!